子どもが学校に行きたがらない。
お腹が痛いとか、調子が悪いとか朝になると言う。
このまま行かなくなったらどうしよう…
もしかして、私の子育て間違っちゃったのかな…
このブログを読んでいる方は、もしかしたらこんな悩みや不安を抱えている親さんかもしれません。

ひとりじゃないよ
悩んでいらっしゃるあなたに伝えたいことがあります。
それは「あなたは一人ではありません」ということです。
私も不登校ママの一人です。
だからすでにあなたと私で二人ですから一人ではないのですが、
不登校は近年ますます増加傾向にあります。
令和5年度の文部科学省での調査では、
(令和5年度は、5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行され、長期欠席者の定義を新型コロナウイル ス感染症流行前と同じ、「児童・生徒指導要録」の「欠席日数」により年度間に30日以上登校しなかった児童生徒 として調査)
小・中学校における不登校児童生徒数は346,482人(前年度299,048人)であり、前年度から47,434人
(15.9%)増加した。11年連続増加し、過去最多となったものの、増加率は前年度と比較して若干低くなった(R422.1% → R5 15.9%)。<中略>
高等学校における不登校生徒数は68,770人(前年度60,575人)であり、前年度から8,195人(13.5%)増加
文部科学省
し過去最多となったものの、増加率は前年度と比較して若干低くなった(R4 18.8% → R5 13.5%)。
とあります。
35万人というと、アイスランドの人口が約39万人ですのでそれに近い規模です。
え?そこに行ったことないし、わかんないって?
日本でいうと奈良市や和歌山市、高槻市(大阪府)なんかが約34万人です。
いわき市(福島県)や新宿区の人口は約35万人。

新宿ってどこ?
なんてことにはなりませんね。
むしろ、違和感のない馴染みのある都市のひとつではないでしょうか。
高校での不登校を含めると40万人を超えています。
名札がついているわけではないため、周囲をぱっとみただけではわからない。
まずは、意外といるよと知っていただけたらと思います。
吐き出す方法
そんなこと言っても周りにはいない…
あなたもそんな一人かもしれませんね。
私はその一人でした。
全校生徒がそんな少ないわけではないのにもかかわらず、
完全不登校はうちの子だけとのことでした。
自治体の相談窓口で相談してみたり、
親の会を調べてみたり。
私も利用してみましたが、当時そんな場所は限られていました。
ますます落ち込む日々。
元気に学校へ行っている子どもを持つママ友には話しにくいですよね。
もし信頼できる人や場所があるのなら吐き出してください。
不安の塊を抱えていると苦しさは募るばかりです。
私が一番苦しい気持ちだった頃、コロナ下などの事情もあってなかなか吐き出せる場所がみつかりませんでした。
人と合うことも制限され相談することが難しい状況でした。
そんな中でどうにかしてこの不安を取り除くにはどうしたものかと、また悩みました。
あなたが一人のときにでも吐き出せる方法をお伝えします。
結論を言えば、私がそのときに役立ったのがノートとペンです。
ノートとペンじゃなくてもチラシの裏やその辺にある鉛筆でもなんでも良いのです。
もやもやすること、イライラすること、泣きたい気持ちになること。
それを子どもが居ない時間や自分の就寝前に書いて吐き出すのです。

なんだそんなことか…
そんなふうに思われたかも知れません。
けれどもこれは心理的な効果が証明されているものです。
頭の中でぐるぐる考えているといつまでも悩みは堂々巡りになってしまうことってありますよね。
それをノートに書き出すことで感情が表に吐き出されます。
吐き出された言葉がノートに移動することでストレスも軽減する効果があります。
映画や漫画を読んで感動したり、友達と思いっきり語り合ってスッキリしたことはありませんか?
心のモヤモヤやネガティブな感情を開放することで心が軽くなる状態になることをカタルシス効果と呼ぶそうです。
もやもやした気持ちを書いてみる。
やり方にこだわらす、ひたすら書いてみてください。
見られちゃまずいことは家族がいないときにこっそりとww
頭の中に浮かんだ感情や思考をそのまま書き出す手法のことをジャーナリングといいます。
ジャーナリングは「書く瞑想」とも呼ばれています。思考や悩み、心の内面を整理する方法として、忙しいビジネスマンや起業家の方など仕事で取り入れている方も多くいます。
ノートに書き出された言葉を客観的に見ることでストレスや不安の軽減だけでなく、物事を俯瞰してみることが出来たり、新しい視点で見つめることも出来ます。
私はこの手法を何度か試すにつれて、
「私って未来のことに不安になりすぎていたのかも」とか、
「自分の思い通りにならなくて焦っていたんだな」
ということに気が付きました。
自分をねぎらう
疲れて悩んでしんどいときはとにかく自分をねぎらってみてはいかがでしょうか?
仕事に家事に、子育てに。
毎日休みなく、目の回る忙しさに加えて「子どもが不登校」
人生にこれほどのストレスある?
って声を大にして言いたいです。
だからこそ、ほんのちょっぴりでもいいんです。
高価なことじゃなくって良いんです。
いつもは粉のインスタントコーヒーを混ぜて飲むのをドリップコーヒーにしてみる。
外出のついでにこっそりコンビニスイーツを買って食べちゃう。
家事を終えたら、いい香りのハンドクリームを使ってみる。
なんでも良いんです。
自分に優しくなってみる。
「いつもお疲れ様」って自分に声をかけてあげる。
そうすると眉間によったシワも、肩のこわばりも何となくほぐれるかも知れません。
難しい顔をしているお母さんよりも何となく機嫌がいいお母さんの方が家が和みませんか?
自己肯定感が高い人は、自分を価値ある存在として認めることができます。
その反対に、自分を否定的に捉える人は、他者にも否定的な態度をとりやすくなるため、良好な親子関係を築くのが難しくなると言えます。
これを知ったとき私はぎくりとしました。
私は当時、自己肯定感が低めで自分を攻めてばかりいたからです。
それに家計や将来のためにと自分を後回しにしてばかりでした。
だから、ちょっとだけ上記のような小さなご褒美を試してみることにしました。
あなたもちょっとだけの秘密のご褒美をしてみてはいかがですか?
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